昨日、一昨日と、
僕がやっている施術のベースを伝える講座をさせてもらった。
いつも思うのが、
同じ人ばっかりの集まりは面白くない。
国家資格者ばかりだったり、
ある決まった考え方や技術を扱う人ばかりだったり。
いろんな考え方や取り組み方、
捉え方や方法があっていい。
もみくちゃになって、
いい感じに混ざったかと思ったら、
どこかうまく溶け込んでないみたいな、
最初はそんなのでいいと思う。
その方が、伝えてる僕自身が思ってもいないような、
予想外の展開が起きる可能性が極めて高いから。
そうじゃないと、決まった範囲でしかことは進まず、
はみ出ることがなくて、変化も進歩もないから。
なにより、やってる僕もその方が楽しいから。
今回も、実にいい感じの人が集まった。
国家資格を持って働いている院長さんや従業員さん、
医学については真っ白な普通の主婦、
アーユルヴェーダのセラピストさんなど、
みんながみんな、立場も違えば普段やっていることも違う。
ベースにしている哲学も考え方も違えば、
そもそも初めてのジャンルって人もいるわけで。
だからこそ、何かが起きる。
未知の発想が神がかり的に降ってくるかもしれない。
今回はあくまでも入口。
でも、それは別次元へと続くゲートへの第一歩。
くぐったからには逃がさないし、
なにがなんでもそこまで連れていく。
やるからにはとことんやる。
簡単ではないが、それでも淡々と、
伝えるべきことを伝える。
あとは、実践と体感を積むだけ。
本質を追求し続ければ、
それが身体に馴染み、血肉と化し、
無意識の領域へと刷り込まれる。
すべてを終えた時、どんな世界が見えるのか?
感覚的で曖昧なものじゃなく、
現場で、目の前のクライアントにしっかりとした結果を出す。
崇高な理想だけが独り歩きする、
地に足のつかない理論武装を振りかざしても悲しいだけ。
一点突破は面白いが、
ただ偏っただけの執着は逃げの極み。
意識は超抽象的に、
でも結果は超現実的で超具体的にこだわる。
それは相手の生の声だったり、変化だったり、
セラピストが得られる収入だったり。
現実世界と精神世界をまたにかける、
そんなセラピストや施術家がもっと増えていいじゃないか。
そんな想いで、もう一歩先へ。