少し前に、3日間ほど那須の山奥に籠ってきた。
そこにいた理由は、
人に秘められた力を200%引き出すための技術について、
より理解を深めレベルアップさせるため。
何度も何度も人に伝え、人からも伝えられ、
自分の中の解釈と、
他人の中の解釈を繰り返し擦り合わせる。
「自分はなぜそれをやっているのか?」
「それは誰のため、何のためなのか?」
「その為に本当に大事なことは何か?」
どれだけいいものであっても、
それを独り占めしていたら、そこで価値は止まる。
一カ所にとどまるだけで循環しない。
循環しないということは、
変化も進化も上昇もしないということ。
だから、本当にいいものや世の中の役に立つモノは、
自分以外の誰かに伝えていく必要がある。
ここで大事なことは、
それを相手にちゃんと伝えられていなければ、
イコールそれは伝わっていないのと同じこと。
また、伝えているつもりでも、
それが自分のエゴや自慢や知識のひけらかしなら、
相手はそれを受け取りたいとは思わない。
伝えている人自身がただ気持ちいいだけで、
相手には大事なことが何一つ伝わらない。
どれだけ上手に喋ってみても、
実際に相手に伝わっていなかったとしたら、
それは意味のない音の塊。
自分が発したものから、
相手に何が伝わっているか?
相手はどんな意図やイメージを感じ、
それをどう解釈しているか?
本当に自分が伝えたかったことは何であり、
それは相手にどのような形となって届いたのか?
どれだけいいものであっても、
その本質がちゃんと伝わっていなければ、
それは表面はだけ豪華で中身空っぽの宝箱みたいなもの。
だから、本当にいいものは、
「独り占めせずにちゃんとその本質を伝えること」
が必要だ。
そしてそのためには、
自分自身がそれ自体を深く理解し、
自分の言葉と体験を組み合わせながら、
自分のものとして表現できないとダメ。
誰かやどこかから持ってきた借り物の知識を、
上からうまくなぞって読んでみたところで、
なにも想いは乗らないし、伝わらない。
だから、自分のものになるまで、
学びと実践を繰り返すのみ。
毎日の小さく丁寧な積み重ね一つ一つが、
自分の中に軸を作り、自分の中にある世界観を広げ、
自分の中に眠る力を引き出していく。
ただひたすら、淡々とやってくだけ。
p.s.
自分の中に秘められている力を引き出すには、
その力そのものを増幅させるのはもちろんだけど、
その力の出口を広げておくことも必要。
お風呂にお湯を溜めるとき、
どれだけ蛇口をひねってみたところで、
出口が詰まってたらチョロチョロしか出ない。
お湯は沸かせても、それが出てこれなければ、
実際にお風呂には溜まっていかないし、
活用もできないことになる。
これと一緒で、
僕たちもエネルギーの出どころが狭かったり詰まっていたら、
せっかく持っている力も発揮できなかったりする。
なので、その狭くなって詰まっているのを広げないといけない。
その方法はいくらでもあるけど、必要なことは、
まだ自分の中にない価値観や考え方に触れること。
そうすると、出口を締め付けているモノが緩んでいき、
徐々に広がっていくことになるから。
例えばこういうことを知るのも、その一つ。
https://hinata-hidetoshi.com/wakayama/seminar/lp/
おそらく、かなりのインパクトで出口が広がり、
今まで出せていなかったものが、
ムリなく自然と溢れてくるようになるはず。