心と身体を扱う仕事をしていると、
いろんな情報が耳に入ってくる。
○○は身体にいい成分が多く含まれててオススメ☆・・・とか、
××は添加物が入ってるからダメ!・・・とか、
△△農法だからこの食材は安全?・・・とか、
□□産のものは安心・・・とか。
でも、これってちょっと変じゃない?
ぜ~ったいに良いとか、
ぜ~ったいに悪いとか、
そんな簡単に決まるものかな?
しかも、自分が見て、聞いて、感じて、
それでも納得する情報ならまだしも、
CMや、TVでやってたからとか、
雑誌で特集されてたからとか、
偉い人が言ってるからとか、
それだけで簡単に受け入れて信じてしまうのは、
セキュリティーなしで訳わからないソフトをインストールするようなもんだ。
どんなウィルスに感染してもおかしくないし、相当ヤバイ気がする!
ある一つの現象も、見る角度、位置、方向など、
自分がどう在るか、どういう価値観なのかで変化する。
相対的な要素がふんだんに存在する。
昨日は白だったものが、今日は黒になるかもしれない。
今日は黒のものが、明日はグレーになるかもしれない。
今まで意味があると思っていたことも、
実はなんの意味も持っていないかもしれない。
善・悪、白・黒、0・100・・・
そんなにスッパリ分けられたら、そのままで決め打ち出来たら、
解りやすくて楽かもね。あまり深く考えなくて済む。
でも、モノゴトはそんな単純なもんじゃない。
人の数だけ思想があって、価値観があって、欲求があって、
そこにストーリーがあって、人との繋がりがあって、環境があって・・・
だからこそ、
今の自分はどう考えるのか。
目の前の相手とどう向き合うのか。
自分の軸は?芯は?
二項対立、二元論では網羅できない範囲外の部分に意識を向けると、
自分なりの第3の解釈が浮き上がる。
一見すると相反すると思うものでも、
実はそれが一つのものであったり、
水面下ではつながっていたりすることがある。
両方を見渡すことができれば、
それらの関係性を紐解くことができてくる。
そこに、新たなフィールドが生まれ、
自分の新しいポジションを創り出せる。
調和、バランス、ニュートラル、俯瞰・・・
今の僕の仕事や人間関係の中でのテーマであり、
キーワードであり、コンセプト。
これが腑に落ちだしてきてから、
ヒトやモノに対する余計な先入観やジャッジが、
自分のアンテナから剥がれ落ちつつあるのがわかる。
元の自分へ還るような感覚。
最近の自分の施術にも、いい影響が表れてきている。
誰かが付けた都合のいい「病名」。
そういうものだと思いこまされている「症状名」。
この「名前」という中に組み込まれた暗黙の「意味」を、
あえて否定して別のルートからひも解く。
そうすることで、
今まで誰も見つけられなかった新たな解決策が表れるかもしれない。
その可能性を探してひたすら身体の声を聴き、
施術という形で蔭ながらサポートするのが僕の力。
最近、
一見するとまったく何が原因か分からないクライアントさんが、
やたらと会いに来てくれる。
もちろん、内心は冷や汗かきまくりな時もあるけど、
それもまた、進化への鍛錬なり。
さぁさぁ、
どんとこーい!!!