世の中にはいろんな人がいるが、
自分の現在地が分からなくなってしまっている人が多い。
自分が今どんな状況の中にいて、どこへ向かおうとしていて、
そもそも自分自身はどんな状態なのかということが、
自分で感じ取れなくなってしまっている。自分のことなのに。
なんでそうなってしまったんだろう。
僕が普段から診させていただくクライアントさんでも、
自分の身体が悲鳴をあげているのに、その状態に無頓着だったり、
自分の中の変化なのに自分で感じられない人が増えている。
自分のことなのに。なんでそうなってしまったんだろう。
そういう僕も、人のことは言えない。
同じ世界の同じ仕組みの中で生きている以上、
目に見えない巧妙なワナに、
子供の頃からの浴びるほどの教育という支配に、
自分の感覚がマヒさせられている。
だから、その感覚を呼び起こす必要がある。
身体を診させてもらうときも、セオリーはある程度必要だが、
最終的には感じるままに、直感に委ねる部分が大きい。
「なぜ?」と聞かれてはっきりと説明できる部分と、
説明しきれない部分が混在している。
でもどちらも存在して、そんな曖昧なモノなのがこの世界。
結局、自分のことは自分にしか分からない。
というか自分でもワカラナイかもしれない。
善悪も、裏表も、価値観も、
その時の立場や見方ひとつでいくらでも反対になる。
でも、だからこそ、考えないといけない。
自分がどう感じるのか?自分がどう思うのか?どうしたいのか?
まず自分の現状を知らないといけない。
「あれがいい。こうじゃないといけない。それはそういうものだ。」
そういった、用意された回答を探し続ける以上、
自分という存在はどこにも見当たらない。いつまでたっても自分に出会えない。
そしてまた、どっかの誰かが創った世界に、
自分の中に足りないものがあると信じて、あてもなくさまよい続ける。
そろそろ、本当にヤバい。
それがなんとなく分かっている人も増えている。
でも、それに気づく人が増えるとマズい人もいる。
それを利用して、そういった人を動かすことで、
生き延びている輩もいる。
だから、そういったものに流されないように自分で立つしかない。
今の状態も、今の生活も、今の人間関係も、
ぜんぶ自分が創ったセカイ。
もう一度、自分の「死」を、「生」を取り戻す。
底、下、闇、負、ゼロ、終、死・・・
一見、考えたくもないことが実は、
自分の人生にリアリティーを与えるモノ。
豊かな国にどっぷり浸ったおかげで、
意識することも感じることもなくなってしまった部分。
その臨場感が上がるほど、
自分だけのエネルギーと強さが生まれる。
世の中の人間は99%がたいしたことない普通の人間。
自分もその一人。上を見れば超一流が必ずいる。
まぁでも、別にそれでいい。自分がやることを淡々とやるだけ。
改めて、自分の位置とやることに向き合う。
何に自分の時間を、お金を、エネルギーを使うのか。
そんなことをもう一度、振り返る。
この本がこんなに自然に浸透してくるのは、
単純にそれが必要で、求められているからだろう。
人が水を欲しがり、それが全身へと浸透するのと同じ。
自分の中の奥底へズブッっと沈められたような、
身ぐるみ剥がされてポイッと野原に放り出されたような、
なんとも言えない混沌と快感へ同時にいざなう。
まだ読んでない人はぜひ読んでみてください。
『超一流の二流をめざせ!』
こちらから無料で序章から第1章までが読ます。
https://www.sunmark.co.jp/books/sakiyomi/index.php
長倉さんの世界観に、視点に、警鐘に、刺激に、繊細さに、
ぜひ触れてみてください。おススメします。