今日はお昼に、施術のクライアントさんがウチに来た。
最近お会いする人は、
僕のこと治療家だと思っていない人がほとんどだと思うけど・・・。
そういや一時期、
「変態整体師 ⇒ 変態師 ⇒ 変態」って呼ばれてたっけな~。
今日のクライアントさんはある会社の経営者さんで、
海外へも進出し大活躍されているAさん(仮)。
いつも月に1回はメンテナンスに来られているけど、
今回は忙しくて予約が延び、約1ヶ月半ぶり。
見た瞬間、僕からすると、
「あら~これは・・・。」って感じ。
ご本人も、来られるなりクッションを抱えながら、
ソファにもたれこみ思わず、
「ふぅ~っ。」と一息。
僕 「だーいぶきてますね~。」
Aさん「はーいもう、ガタガタ・・・。
最近、もらったメッセージ返しながら寝てしまう時も・・・。
なかなかゆっくり寝れてないし、食事も不規則だし、
仕事も新しいのが増えて・・・。」
僕 「ここ最近、特に忙しそうですよね~。
どう考えてもキャパオーバーですし、大変ですもんね。」
Aさん「分かってても、なかなかねぇ~。」
スタートはこんな具合。
ご本人は両肩~首と、左の脇腹あたりが気になる様子。
あと、よーく話を聴いてみると、
時々左目も見えにくかったりするとか・・・。
ざっとみてみると、左腎、胃、脾、肝となかなかのダメージ。
骨盤さんも右側が、
「あんたいったい、どっち向いてるのさっ?!」
って感じにずれて固まっちゃってるし・・・。
頭の骨はカッチコチで、
背骨の中で、神経をサランラップみたいに保護してる3層構造の膜も、
なんだか硬くて動いてね~なぁ~って感触。
さてさて、こんな時こそ腕の見せどころ!
いざ、勝負!!!
問診含め、約1時間後・・・
僕 「今、どっか気になるところってあります・・・?」
Aさん「ん~、特にないかも。だ~いぶスッキリ。身体の感覚も全然違うし。
でも、今月は海外遠征も控えてるから、どうなるか心配だわ~。」
僕 「まぁ、1ヶ月後くらいに来てもらえたら大丈夫ですよ~。
なんとでもできますから!」
Aさん「はーい、そこまでなんとか頑張りま~す。
教えてもらったうつ伏せも、ちょっとやってみますね~。」
僕 「ちょこっとでもいいんで、たまにやってるだけでも全然違いますよ!
んじゃまた来月ですね。たまにはちゃんと休んでくださいね!」
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もちろん、薬も機械も使ってないですよ~。
頼るのは己の手のみ。ほとんどの人は痛みも感じない。
ってかみんなだいたい途中で寝てるし。
最近、ちょっと特殊なある「○○」は使ってますが・・・☆
このクライアントさんは、大体いつもこんな感じ。
けっこうギリギリまで踏ん張った状態で来てくれるから、
いつも限界スレスレ的なタイミング。
てか、ウチに来てくれるクライアントさんって、
そんな方ばっかりだな~。笑
日頃から相当なエネルギーを使って最前線で戦ってる人が、
月一回の定期検診か、もしくは最後の砦的な意味合いで訪れる。
僕は元々、身体がそんな強いほうじゃないし、
自分が割と敏感だから思うことは、シビアな状態の時って、
中途半端に外から人に触られる方が、余計に怖いんだよね。
だから、その状態を任せてもらえるってのは、
ある意味では治療家冥利に尽きる瞬間だし、やりがいも感じる。
責任を持つっていう意味では、かなり身が引き締まる場面でもある。
体も心もおんなじかな~と、最近つくづく想う。
誰にふれられるのか、誰からきくのか、誰にみせるか・・・。
そこにちゃんと自分なりの理由や目的もある。
「誰が」、「誰に」、「誰と」・・・。
この「誰」って部分、人生変えるくらい重要だな。うん。
さて、一度この辺で自分のメンテナンスもしてから、
また別のプロジェクトに没頭しまっせ~。