9月後半は東京での出張施術に始まり、
日常の延長にある非日常の世界に身を置く4日間を過ごし、
その世界から出てきたその足で、
そのまま翌日に静岡へ出張施術に向かい、
その日の晩に名古屋に移動して仲間に会い、
名古屋から夜行バスで大阪に帰り、
朝から1日、引っ越し準備。
翌日は早朝から荷物を車につめて長距離移動し、
次の日の早朝にトンボ帰りという、
なかなかのドMスケジュールだった。
途中の夜行バスは、車中でいつ寝たのか記憶にないし、
引っ越しで長距離移動した日の夜は、
晩御飯食べて19時から朝まで爆睡(笑)
頂いている連絡もほとんど返せておらず、
これから一つ一つお返事します。
ほとんど動きっぱなしだったが、
振り返るととても充実した9日間だった。
東京の出張施術では、
わざわざ栃木から出てきて頂いた初回のクライアントさんに始まり、
不妊に対する施術をさせてもらった。
まだ始まったばかりだが、体内環境のベースを整えるため、
内臓や脳みその調整をさせて頂いた。
そのあとは埼玉のクライアントさんにお越しいただき、
変形性膝関節症を診させていただいた。
来るときは杖をついていて、表情も険しかった。
歩くのもゆっくりで、左脚を引きずるような感じに近かった。
膝だけでなくその他の部位も含め、
変形やら脚の挙げ方も調整し、何度か練習で歩いていたら、
途中からムーンウォークみたいに後ろ歩きが始まった。
僕でも出来ないのに・・・(笑)
帰る時は、邪魔な杖を折りたたんでカバンにしまっていた。
その次は、僕が今、自分のやっていることを伝達している方を。
身体を診るとどこが悪いというよりも、
元気や活力のベースとなる部分が弱っていて、
全体的な機能低下といった様子。
特に脾臓や膵臓あたりが巻き込まれ、中で苦しがっていた。
動けなくなっていたのを解放してやると、
そのあとは徐々に状態がアップしていった。
最後のクライアントさんは初回だったが、
各臓器、脳みそ、頭、すべてになんらかのトラブルを抱えていた。
ただ、この方は身体の感度が非常に高く、
最初はなかなか反応が出にくかったものの、
後半では自己修正のスピードも反応もどんどん速くなり、
最終的には憑き物が落ちたような顔でスッキリしていた。
「もっと自分の身体を良くしたい。いつもこんな状態でいられるようにしたい。」
終わってからの話の中でそんな声が聴けた。
今回は4人とも女性。というか、
この場所ではまだ、女性しか見たことがないか(笑)
でも、そんな中で改めて思うのは、
女性の持つ感性、感度、イメージというのは、
本当に豊かで、繊細で、奥深いということ。
一見、雑なように見えている人であっても、
深部を探ると何か、生命というか、包み込む感じというか、
なんかそのようなものを感じることが多い。
もちろん、男性でもそれはあるが、
女性はもとからそれが高いという感じ。
施術しながら僕の方が、同時に、逆に、
癒されているのかもしれないと感じることばかり。
この日は15時から21時までぶっ続けでやらせて頂いたが、
いつもどおり疲れはほとんどなく、腹が減ったくらいだった(笑)
と思っていたら、終わったあとに超うまい晩飯まで頂いてしまい、
さらにおかわりまでしてしまう始末。
でも、こういう人や場所や、繋がりがあるというのは、
本当に幸せなこと。
だって、変わり者でまだまだ未熟な、田舎育ちの一施術家が、
必要とされ役割を持ち、そこに自分がいられる場所まである。
いやはや、本当にありがたいこと。
また来月も東京に行く予定。
ご縁がある方は、どうぞよろしくお願いします。
僕も自分自身のために、関わる人のために、
もっとレベルを高めていこうと思います。